〈千鶴〉 「何々ー?何の話し?」 私の心臓が音を立てる。 私のとなりに美幸が立っていた。 「舞のノロケ話ー」 「ノロケじゃないって!」 「あー彼氏がいる人はしあわせでいいねー ね、千鶴!」 「う、うん!!!」 美幸に名前を呼ばれるたびに この名前が好きになっていく。