白い絵の具



遥人の手が肩に触れる。


「舞・・・」


名前を呼ばれ顔を引き寄せられた。


うっすらと目を開けてみると、

遥人のきれいな肌が目に入った。

それに比べてあたしは・・・


今なんて化粧崩れまくってるから

嫌だなあ・・・


そんなことを考えてると


遥人が唇を離した。


「ねぇ、今何考えてた?」