そんな事を話した次の日の事だった。


結局遅いからと佐藤さんの家に泊まった朝。


夕方からバイトだからお昼までゆっくり寝ていようと思っていたのに朝っぱらから佐藤さんに揺さぶり起こされた。



「はやくはやく!」


せかされ化粧も程ほどに支度をして車に乗った。


「もう何?きついよ」


運転する佐藤さんもまだ少し眠そうに見えた。


隣町まで来てあるお店の前で車を停めて降りた。


そこはペットショップ。



「なんでペットショップ?」



中に入るとショーケースの中に小さな子犬や子猫が沢山いる。


何か用があるのか佐藤さんは店の奥へとひとり消えてしまい、私はショーケースの中にいる子猫や子犬をずっと見ていた。