「遥早!落ち着いてっ!!」 頭がこんがらがっている私を見て、舞花は水を渡してくれた。 それを一気に飲み込む。 「遥早…ちゃんと、話を聞こう? じゃないと、まだわからないよ。」 「うん…」 巧の考えていることがわからない。 私は何もしなくていいのかな…?? 巧…私、やっぱり離れたくないみたいだよ。 だから、もう一度だけ―――⋯