次の日、学校に行ってからも、なにげにモモの事が気になっていた。

昨日あんなことがあったばかりだから、またなにか危険な目にあったりしてねーかなとか、ちょっと心配になる。


ふと、レンの席のほうに目をやると、相変わらずクラスの奴らと雑談しながら、楽しそうにしていて、いつもと変わらない感じ。

モモは、レンに何も話してないのかな?

昼休みになったら探りを入れてみよう。




今日も相変わらずいい天気だななんて思いながら、窓の外を眺める。

もうすぐ7月…照り返す太陽の日差しを浴びて、汗をにじませながら、携帯を出してメールをしてみる。




”今日は何時に学校終わる?”


あいつも休み時間だといいんだけど…なんて思いながら送信すると、めずらしく速攻レスが返ってきた。



”今日は華道部のお稽古があるから、終わるのは5時くらいかな?
どうしたの?”


その時間なら、下校の時間にあいつの学校までいけるかも?

なんて考えながら、

”そっちの学校まで迎えに行くから、待ってて。”

珍しく俺のほうも、即レスをしていた。





なにやってんだろ俺?


人の彼女にこんなメールなんかして。