恋愛一色

彼女に触れられた瞬間、俺の中がまた君の色に染まった。



美幸の色に─…




その瞬間、俺の瞳からも涙が零れ落ち、美幸を抱きしめた。

ありったけの力で。
強く…



強く──…



そして美幸は俺の胸の中でこう言った。






『…逢いたかった…』






どれだけ願っただろう?どれだけ逢いたかっただろう?


この温もりは嘘ではない。


美幸…俺も逢いたかったよ─…


もう逢えないと諦めたときだってあった。
でも美幸が好きで、大好きで…

忘れたことなんかなかったよ─…?




例えば哀しみは青。

例えば喜びは黄色。


例えば恋は赤かピンク。


でも…恋愛は一色。



その色は、愛している人の色。



何年経っても、俺の中は君の色、一色で染まっていた。





君は俺の運命の人。




─…愛している。







『もう離さない…』






もう君を離したりはしないよ…
ずっと傍にいてよ…




これからも
俺の中を君の色、恋愛一色で染め続けてよ─…




ねぇ…?






《完》