恋愛一色

そしてこの春、俺は大学を卒業し、隣の県の星条《せいじょう》高校に就任した。


そう、先生になったのだ。

先生になったら美幸に逢えるのではないかという期待を抱いて、必死に勉強をした。



遥斗はモデルに。
唯は福祉施設で働いている。
和馬と敦は同じ会社で働いている。



みんなそれぞれの道を歩んでいた。


そして俺は今日からこの高校へと通う。



まだ慣れていない学校に入り、職員室に向かう。
向かっている途中、教頭先生に会った。



『あっ沢村先生、おはようございます。ちょっと説明がありますので来てもらえますか?』



『はい』



俺は靴を履き替え、教頭先生のあとをついていく。
茶色い髪の毛を靡かせながら、廊下の奥にある職員室に足を進める。



『沢村先生には1年A組の副担任をしてもらいますって前に言いましたよね?あの時、風邪でお休みされていた担任の人を紹介しておきます』