恋愛一色

和馬の声と共に、雑音が聞こえてくる。


車のクラクションの音や、誰かの声。




『まじ?行く行く!』



『わかった!遥斗は来るかな?』




『遥斗は…』



俺はベランダへと出て、遥斗が住むマンションを見た。



遥斗は来るかな?
人と関わることが嫌いだからな…




『一応聞いてみるわ。また連絡する』



俺は和馬に伝えると、電話を切り、遥斗に電話をした。



─プルル…プルル…



虚しいくらい静かな音。


俺は遥斗の住むマンションを睨み、遥斗が電話に出るのを待った。




『遥斗~?今から出てこれるか?』



『…響?なんで?』




しばらくして遥斗が電話に出た。


遥斗の声を聞いた俺は、ベランダの手すりにもたれ掛かっていた体を手すりから離した。




『今から中学校の奴らが集まるらしいからさ!お前も来いよ?』




さぁ遥斗の返事は?