恋愛一色

目を閉じると先生の愛らしい笑顔が浮かんでくる。


その笑顔を見るたび、また幸せのため息が漏れる。


永遠とその繰り返し。



するとけたたましい音楽が、俺の時間を阻止しやがった。


俺は先ほどとは逆のため息を漏らし、煩いくらい鳴り響く携帯電話を取った。



『誰だよ?』



携帯を開くと一通のメールが来ていた。



メールは知らないアドレスからだった。



俺はメールの内容を読んでいく。




《響…会いたい…》




このメールを見た瞬間、俺の中が一瞬だけ止まった。



こんなメールをしてくるのはあいつしかいない…


千尋でもなく、さなでもなく、真美でもなく…





『綾…』



きっと綾だ…
綾しかいない。



俺は確認をするため、文字を打っていく。




《綾か?》



こう打つと俺は少し躊躇ったが送信ボタンを押した。



数分後、またけたたましい音楽が鳴った。