これは、夢だったのだろうか? 現実なのだろうか? もしかして、私は幻を見ているのではないだろうか? これも、それも、あれも、 今、私が生きていることも全て嘘なのではないだろうか? 私は、本当に存在しているの? 今まで無視され続けていた。 いつも教室の隅にばかり居た。 そんな私が、生徒に人気のある石川先生と話をし、水沢くんと竹内くんっていう男子生徒と普通の会話をしている。 今までこんなこと、なかったじゃない?