この話にはまだ、題名がない。


十字路の交差点。

私は、そこで信号待ちをしていた。

「神崎くん?」

後ろから、声がした。

こんな時間に登校してくる人が、私以外にいるなんて。

と思いながら、私は後ろを振り返った。

「あら。あなたも、遅刻だったの」