「どうしたの?」

「・・・ぅ・・っひっく・・・ぅう・・」

「かなしいことがあったの?」

「・・・ぅー・・・」

「だいじょうぶだよ。


ね?そらをみあげてごらん?



きっと。いいことがおきるから!!」


「・・いいことなんて・・・おきないもん・・・。」



「おきるよ!!しんじてれば!


だからわらって?



わらうとそらもわらってくれるんだよ!!」






君はそう言って笑った。




あたしの手を握りながら。



このとき、あたしは君に恋をしたんだ____






まだ、小さかったころの空のカケラ。