「なんで転けるようなカッコしてきたんだよ…」

俺はため息をつきながら
碧を見る
申し訳なさそうに反論する

「だって…お祭りには浴衣でしょ?ゆうちゃんも着てくるって言ってたし…」

そんなシュンとして言われても…

「お前今まで何回こけてると思ってんの?」

「…3回ぐらい?」

「ブブー

6回、倍ですね。」

そのたび俺は心臓が止まりそうになりながら抱き留めるんだ


まぁ・・・。
碧は顔を赤くしながら離れていくんだけど・・・。


離したくない。
離さない。


こんなに碧を思ってることを碧は知らないだろうな。


「はぁ・・・。」


こんなに思ってるのに
こんんなにも・・・・・。