「ピーンポーン!」 とインターフォンが鳴った。 玄関へ行くと大和がいた。 「宿題するぞ!」 その一言で夏休みという夢の世界から一気に現実に戻った。 「やだ!」 って私が言うと、 「早く終わらして、いっぱいいろんな所行こ!」 と笑顔で言った。 その笑顔にやられてしまった。 「じゃああがって!」 と言って大和を家に入れた。