『大丈夫か?送ろうか?』

学校に入って弘輔くんが聞いて来た

『大丈夫だよ子供じゃないんだから』

平気なフリをするあたし


『本当に?俺なら平気だぞ』

『もぅ大丈夫だって』

『ならいいんだけどさ』

『なんか弘輔くん、心配しすぎだよ』

『だって友香は妹みたいな存在なんだよ』

『妹!!やだ祐輔と似たような立場じゃん』

『ごめん、ごめん』

弘輔くんの温かい手が頭の上に乗る

ちょっと照れ臭くて

妹・・・
弘輔くんみたいなお兄さんが居たらいいなぁ
と思う


『じゃあ俺先行くな』

『うん、バイバイ』



ありがとう・・・

あたし本当はすごく怖いんだよ

心配してくれて本当にありがとう