ケーキを取りに行く頃には、神田くんの機嫌も直っていて、2人してショーケースを覗き込んでいた。 「同じの食べましょうか。佐藤さん。」 「はい!平等にしましょう。」 真剣な顔をしながらケーキを選んでいる私達を見て、店員さんが笑っていたのは言うまでもない。