「んもう…隼人ったら」 あたしはさっきからため息つきっぱなし。 「まあまあ。でも、同中で幼なじみがいるのって心強いじゃん♪」 「そうそっ。三中からは凛と池谷くんしかいないんでしょ」 茉那と沙羅がなだめてくれた。 確かにそう。 今日電車で学校まで来てみて、今までずっと心細かった。隼人がいるって知って、すごくほっとしたのを感じていた。 「そーだぜ。俺がいるんだ。喜べ。感謝しろよっ」 「誰があんたに感謝するのよーっ!」 ……前言撤回。 .