君しかいらない

気まずくて

あたしを見ようとしない叔父さん。


自分からあんな事しておいて情けない…。


「叔父さん…何歳?」

「25…」


ぶっきらぼうに言うと冷蔵庫から麦茶を取り出してグラスに一杯飲み干してあたしを見た。

「莉子ちゃんさ…あんな事した俺によく声なんかかけられるね」