君しかいらない



「知也っ…!!」

人混みを掻き分けて彼を探しても

もう見当たらない。


やっぱり、珍しく出会えた真琴との出会いに

少し昔を思い出し過ぎた錯覚だったのかもしれない。


愕然と立ち尽くした私。


そんな時、携帯が鳴って慌ててバッグから取り出す。