君しかいらない



真理子に名前を付けたあの日の事を言ってるんだろう…

「言ったよ。」

「俺にほかの誰かと一緒になれって意味だよな…?」

「そう…だよ。」


知也が何を言い出すのか

悪い予感でお茶を注ぐ手が震える。