君しかいらない


一瞬の思いつきだった。


飯島に真琴を預けよう。
そう思ったのは。



きっとこの体は長くはない。

まだ未成年である真琴の将来をどれくらいの間、護ってやれるのだろうか…


無謀な願いと承知しながら

飯島のもとへ行った。