君しかいらない




私は一体、何をしようとしていたの…?



抑え切れない衝動が今も鼓動を高めて

息さえ忘れてしまいそう。



「ママ…?」

私の姿を驚いた様子で見ていた真理子に駆け寄り

力一杯に小さな体を抱きしめた。


「ごめん…

ごめんね真理子。」