君しかいらない

「姉さんは俺を守るためにいつだって必死だった…。」



弄ぶように

あたしの身体中を這う舌。



あたしの身体は硬直したままビクとも動かない。



「そして、俺達にやっと幸運が舞い降りた。」


「幸…運…?」