君しかいらない


「私にとってお姉ちゃんも大事な人なの…」

「ありがとう。」

「だからね…

どんな未来でも

お姉ちゃんは必ず幸せになってね。」


「ありがとう…」





そう言い残して

真琴はこの家を去って行った。