君しかいらない


こんなに

好きでいるのに


気持ちを伝える事ができないから。



愛が消えないから。





「莉子…君はちゃんと見つけられたかい?」

「えっ?」



見上げた瞬間


知也の優しすぎる眼差しが飛び込んできて

思わず息が詰まった。