君しかいらない


キツク

キツク。


この魂が

一つになるように…。





「お姉ちゃん…」

「…何?」

「お姉ちゃんに抱きしめてもらったの…

久しぶり。」


そう言った真琴は

きっと笑っていたと思う。



あの頃のように

純粋無垢な笑顔が

見なくても頭に浮かんだんだ。