君しかいらない


「仕方ないじゃない、もう決まった事だし

お父さんも了承してる。」

「真琴もお父さんも、なんでそんなに復讐に縛られてるわけ?」

「…私は別に。

ただ、お父さんの意思を尊重したいだけ。」


呟くように言った真琴を私は心の底から睨みつけた。