君しかいらない




知也から電話があったのは真琴のお見合いの日取りが決まった後の事だった。


真琴から直接話しを聞いた知也の電話は少し冷静に欠けていて

電話にでたのがお父さんじゃなく私で良かったと思うほどだった。


『義兄さんも真琴も気が違ってる…』

きっと知也は自分のお姉さんの事を思いだしているんだろう。