君しかいらない

「なにすんのよっ!」

突然の出来事に怒鳴り声をあげたあたしの耳元で

叔父さんは鼻で笑うように囁いた。


「そんな大きな声だしたら真琴ちゃんが起きちゃうんじゃないの?

それとも…これから自分がされる事を妹に見せつけてやりたいのかい?」


怒りと恐怖と悔しさで頭の中が真っ白になる。