君しかいらない


「…海で熱射病で倒れたそうじゃないか。」


「…ごめんなさい。」


「全く心配ばかりかけて、知也君と一緒にいなければ大変な事になってたんじゃないのか?!」

「…知也?」


「ついさっきまで看病していてくれたんだ。

全く…二人で出かけるなら真琴にメールでもしときなさい。

真理子だってお前に何かあったらどうするんだ…。」