君しかいらない



「お父さんに安全運転で気をつけて行くように言ってよ」

「…うん」


真琴の表情は浮かない。

その理由は聞かなくても分かっているのに

聞かなくてはいけない

そんな雰囲気に後押しされて

気まずいながらも聞いてみる。