君しかいらない



「学校で嫌な事でもあった?

…お友達と喧嘩でもした?」



震える娘を傷つけないように

優しく

問い掛ける。



すると

顔を上げた真理子は

私の顔を真っ直ぐ見ながら聞いたんだ。