君しかいらない


「この間、電話でお礼言ったけど…

おじちゃん来たらもう一度お礼を言うのよ。」


「はーい」


返事はしたものの

真理子の顔にはは『言われなくても分かってる』の文字がハッキリ書かれていた。



「お正月以来か…

また少し生意気になったのを見たら知也はどんな顔するだろう。」