君しかいらない


「…本当に、産んだんだな…」

静かで重たい口調は

苛立っているのか、悲しんでいるのかも分からないくらい。


「…産んだよ。

この子は…あたしの子供だから。」


「…なんで、名前つけてないんだ?もう、生まれて一週間になるだろ?」

「まだ6日目だし…」

呟きながら

本当は心臓が爆発しそうだった。