君しかいらない

それでもどうしようもないのは分かってる。

お父さんだって赤ちゃんが産まれた日に、来てくれていたけど、仕事が忙しくて真琴を心配していたから。



「お姉ちゃんね、もうすぐ退院できるからね。」

「また、お家に帰って来てくれるの?」

パッと電気がついたような明るい笑顔。


「…うん」

「赤ちゃんも一緒?」

「うん。」