君しかいらない

「だって、俺の赤ちゃんなんだろ?」


知也の温もりが優しく伝わってきて


きっとその温もりを感じてるのはあたしだけじゃない。


この、お腹の中にいる赤ちゃんも『お父さん』の温もりを感じてるに違いない。


そう思った瞬間

我慢しきれなくなった涙が

溢れ出してきた。