君しかいらない

だけど

それと同時に

これからのあたしたちの未来が

今にも

消えて無くなりそうになっている現実で

胸が張り裂けそうになっていた。



「さっきの質問に答えろよ。」


そう言った知也の表情はさっきとは打って変わって

揺るぎない

まるで覚悟を決めたような堂々とした態度に変わっていた。