君しかいらない

あたしはきっと…

もう、知也に優しくしてもらう資格なんかない。


きっと…知也の恋人でいられるのも今日が最後だろう。


実家へ向かう車の中。


自分が決めた事に後悔はないはずだったのに溢れ出しそうな涙。


もう…

知也に触れる事も叶わなくなるだろう。


知也の肩にそっとおでこを寄せた。