君しかいらない




お母さんが帰ってこないで
数カ月が過ぎたある日の午後。



学校から帰るとお父さんはあたしにプレゼントがあると言った。



色々な玩具やお人形さんが頭の中に浮かんで

わくわくしながらお父さんに手を引かれ

連れて来られたのは寝室横の部屋の前。