君しかいらない





今のあたしには嫌になるくらい眩しすぎる太陽が照り付けている朝。


光輝に言われた言葉が頭から離れなくて

知也が会社に行くのに

ベッドの中で寝たフリをしていた。



分かってる。

大切な事を黙り込んでいるままじゃ何も変わらない事は…。

分かっているのに、知也を目の前にすると弱くなってしまう。