君しかいらない

「バカ言わないでよ…そんなの冗談にもならないよ…」

「冗談でそんな事、言わないよ。

俺は君にそんな顔をさせたりしない。

君が好きな男より、俺の方が君を愛してる。

確信できたよ。」


光輝の優しい指先が

あたしの涙の跡を消していく。



ただ…優しく

包み込む光輝。



どれだけあたしが

傷つけようとも

変わらずに

あたしを思ってくれるのは…


どうして…?