君しかいらない

まだ膨らみさえない腹部に手をあてて

まだ気持ち半分も実感してない心と向き合うように言葉を探した。



「まだ、彼には話してないの…

ってか、最初はおろすつもりでいたのに…

生きてるって言葉を聞いた途端、そうできなくなってる自分がいて…」


「でも、好きな人との…なんだろ?」

まだ困惑を隠せない光輝くはあたしの目を見れずに俯いた。