君しかいらない



いつも知也の休日は

二人でずっと家にこもってる。


ここに来てからはまだ外でちゃんとしたデートなんかしたことなくて…


二人の血の繋がりが

やましい物なんだって

言葉にしなくても

痛いくらい実感してた。



「今日は行くついでに真琴と少し遊んでやるつもりだから…

帰りはちょっと遅くなるかも。」