君しかいらない

光輝の爽やかな香りに包まれながら

ゆっくり目を閉じる。


結局、あたしはなんにも変わってないのかな…


知也を本気で好きだと言いながらも

最後だからって

光輝に抱きしめられて

要求をのむことでしか諦めさせる方法が見当たらない。


罪悪感の雪が溶けないまま心に降り積もる。