君しかいらない

「大袈裟…?あんたがやってる事はただの虐待だよっ!

お父さんに言い付けてやるんだから」


「あら…?言えるの?」

余裕のある笑みを浮かべたあの女は真琴に視線をずらした。

「ねえ…真琴ちゃん。

お姉ちゃんが真琴ちゃんと私を引き離すつもりよ?」