君しかいらない

知らなかった時と同じように

軽く触れ合う事なんかできない。



そう



あたし達は

知ってしまったから…




気まずそうに咳ばらいをした知也が

「何か食べる?」


あたしから視線を逸らして話題を変えたのが


あたしには

無性に悲しかった。