君しかいらない


ここまで来たけれど…



やっぱり


あたしは彼に会う資格はないのかもしれない…



あたしを


迎えてくれる場所なんて…




ため息とともに

体の奥底から溢れ出しそうな涙を

飲み込んだ。



やっぱり



あたしの事なんか

誰も知らない場所に


行くしかないのかもしれない。