君しかいらない

「だって…君を知ってしまったら

もう二度と妹の代わりになんかできなくなるから…」


あたしを抱きしめる腕がもっときつくなる。


「…キス…してもいい?」

そう聞かれて

断る理由も

受け入れる理由も

見つからなかった。



ゆっくり近付いてきた

彼の目が静かに閉じた。