君しかいらない

「あたしが聞くよ。

あなたの心にずっとずっと消えない苦しみを」

「言ったところで何も変わりはしないさ」

「そんなの分かんないじゃん。

全くの他人のあたしだからこそ…

あなたの気持ちを受け入れられるかもしれないし…」


暫くの間

彼は黙って瞼を閉じていた。