君しかいらない


夕方、帰宅した彼はいつものように

きつくあたしを抱きしめた。


できるだけ平静を装おうとすればするほど

テンションがやけに高くなってしまう。


「天使さん…今日はいつもと雰囲気が違うね?」

「そんな事ないよっ!

ビーフシチューの出来が予想以上によくて嬉しいだけ」

なんて

あたし

そんなキャラじゃない。